DLNAサーバーを試す[MediaTomb]編 – REGZAからMPEG2動画を視聴する

前回、MediaTombがREGZAから認識できたので、実際に視聴できるか試してみました。今回試したのは、REGZA Z9000が再生できるMPEG2動画で、MediaTombのトランスコードは停止しています。

MPEG2を視聴できるようにする方法は、コメントで頂いているのでその辺を踏まえてテストしています。

インストール直後は以下のように、コンテンツ管理画面が表示できないので設定ファイルを変更します。MediaTombの設定ファイルは”/etc/mediatomb/config.xml”になります。
mediatomb-regza-01

管理画面を有効にするには”ui”を”enabled=yes”に変更します。
{code}
<ui enabled=”yes” show-tooltips=”yes”>
<accounts enabled=”yes” session-timeout=”30″>
<account user=”mediatomb” password=”mediatomb”/>
</accounts>
</ui>
{/code}

“accounts”を”enabled=yes”に変更すると管理画面がパスワードで保護されます。ユーザー/パスワードの初期値は”mediatomb”です。
mediatomb-regza-02

今回視聴する動画は、Ubuntu側に”samba”で共有フォルダ作成し、Windows側からコンテンツをコピーしました。
mediatomb-regza-03

mediatomb-regza-04

管理画面内へ表示される日本語が文字化けしてしまうので、事前に”filesystem-charset”を設定します。
{code}<filesystem-charset>UTF-8</filesystem-charset>{/code}

MediaTombは”mimetype”を設定すればコンテンツを認識してくれます。今回、視聴したいのは”MPEG2″になるので”video/mpeg”の”mimetype”を設定すれば、コンテンツを認識/公開し、REGZAの一覧にも表示されます。しかし、“video/mpeg”だけではREGZAから視聴することができません。視聴を可能にするため、”video/mpeg”の後ろにDLNA関連の属性を付加して設定します。
{code}video/mpeg:DLNA.ORG_PN=MPEG_PS_NTSC;DLNA.ORG_OP=01;DLNA.ORG_CI=0{/code}

追加する場所は、”extension-mimetype”タグ内にある、”map”タグの属性として設定します。今回はファイルの拡張子が”mpg”なので以下のようになります。
{code}<map from=”mpg” to=”video/mpeg:DLNA.ORG_PN=MPEG_PS_NTSC;DLNA.ORG_OP=01;DLNA.ORG_CI=0″/>{/code}

data-ad-format="auto"> data-ad-format="auto">

“filesystem-charset”と”extension-mimetype”を設定した”config.xml”ファイル
mediatomb-regza-07

ここまで設定したら、MediaTombを再起動します。
{code}sudo /etc/init.d/mediatomb restart{/code}

次に、MediaTombにコンテンツを追加します。管理画面を起動して”Filesystem”を選択⇒対象フォルダを選択⇒”+”ボタンをクリックして追加します。ファイル単位で追加したい場合は、ファイルの横にある”+”ボタンをクリックします。
mediatomb-regza-05

“Database”を選択すると、追加されたコンテンツが確認できます。”mts”ファイルが表示されていませんが、これは”mimetype”を設定していないためMediaTombが認識できないためです。今回は”MPEG2″の視聴のため、設定していません。”avi”と”mp4″は”extension-mimetype”タグではなく”mimetype-contenttype”タグで設定されているため表示されています。
mediatomb-regza-06

これで準備完了です。実際にREGZAから視聴してみると・・・、
img_5218

問題なく視聴できるようになります。 (Y)
img_5222

img_5226

当たり前ですが、トランスコードを停止しているので、MPEG2以外の動画は視聴できません。

※追記
AVCHDが再生できるREGZA Z1シリーズなどは以下の設定を追加することで、
トランスコード無しでAVCHDが視聴できるようです。
コメントにて動作報告頂きました。
{code}<map from=”m2ts” to=”video/vnd.dlna.mpeg-tts:DLNA.ORG_PN=MPEG_PS_NTSC;DLNA.ORG_OP=01;DLNA.ORG_CI=0″/>{/code}
※m2tsはご自身のファイル拡張子に変更してください。
[tegaki font=”APJapanesefont.ttf” size=”14pt” color=”#000000″ bgcolor=”#ffffff”]Z1持ってる人、いいな~[/tegaki]

次回、トランスコードを有効にし、MPEG2以外の動画をREGZAから視聴する方法を投稿する予定です。 C:-) 3

(C) トランスコードしてREGZAから視聴⇒

8 thoughts on “DLNAサーバーを試す[MediaTomb]編 – REGZAからMPEG2動画を視聴する

  1. こんにちは。参考にさせてもらっています。
    ubuntu+MediaTombで、DVDをmpeg化して視聴してみたところ、
    10分ごとにブラックアウトして「操作できません」となってしまいました。
    何が関係してるんでしょうねえ。何かヒントになるものがあればありがたいのですが。

    Sambaの録画ディレクトリにmpegを置く方法は、
    テレビ側から認識されたことがないので試せてません。

    • こめ さん。こんばんは。
      私はこのような現象に遭遇したことがないので、原因はよくわかりません。 :-(

      停止する前後のMediaTombのログと、パケットをキャプチャして確認すると
      何かわかるかもしれません。 (8)

      MediaTombは”–debug” か “-D”のオプションをつけて起動すると、
      詳細なデバッグログを出力しながら実行されます。

      トランスコードでの視聴時に、このような現象が発生するのであれば、
      変換が間に合わないなどの原因が推測され、
      “fetch-buffer-fill-size”の値を調整すれば改善されるかもしれないのですが。 ;-)

  2. ありがとうございます。自己解決しました!
    10分おきに回線が切れてる状況に、はっと気付きました。
    ルーターとリビングを無線接続していたのでした。
    LANケーブル買ってきて直接続で問題が解決することを確認した後、
    ルーターも買ってきました。
    どうもお騒がせしました。

  3. こんばんわ はじめまして。
    このたびREGZA RE1SというTVを購入しました。

    うちではubuntu10.10上でPT2(アースソフト)を用いEPGrecという録画ソフトで録画鯖を構築しております。(といっても雑誌の丸写しで動いてるだけで、内容はよくわかってません)

    EPGrecにはMediatomb連携機能っていうものがついており、
    LAN内のWindowsPCからMediaCenterで録画したものを再生できています。
    REGZAさえ買えば同じようにDLNAで簡単に再生出きるものだと考えてました。

    で、、、できなくていろいろ調べているうちにコチラにたどりつきまして。。。
    ここに紹介されてるように/etc/mediatomb/config.xmlを編集しました。
    REGZAリンクでMediatombは見えました。
    ひらくとそのしたのディレクトリも見えます。
    で、録画したファイルが入っているディレクトリを開こうとするとREGZAがプツンと再起動してしまいます。
    なにが悪いのかわかりません、、、よければ ヒント でもいいんでご指南いただけないでしょうか? ;-(

    • こんばんは。それは困りましたね。

      EPGrecの”mediatomb連携”を使用しているようですが、
      この機能は録画後に、データベースのtsファイル情報を変更するのがメインのようです。
      不具合発生が、ファイル一覧取得時となっているので
      何らかの関係があるのかもしれません。

      若干勘違いされているように思うのですが、
      “mediatomb連携”を有効にしないと動画(番組)を公開してくれないとか、
      REGZAから視聴できないということではありません。

      問題切り分けの為、
      単純に”tsファイル”を公開してみたらどうでしょうか?
      ubuntuに適当なフォルダを作成して、
      pt2で録画した”tsファイル”を一個コピーします。
      そのフォルダをMEDIATOMBで公開します。

      REGZAの操作はレグザリンクから”MEDIATOMB”の
      “Video”→”Directories”を選択し、公開したフォルダから
      コピーした”tsファイル”が確認できた場合は、
      mediatomb連携機能で失敗していると考えられます。

      あとは
      EPGrecやMEDIATOMBのログを確認すると何かわかるかもしてません。
      例えばファイル情報書き換えでエラーが発生しているとか。

  4. 早速のご返答ありがとうございます。とても感謝しております。

    ご指南のように新たに公開するフォルダを作成し、そこへ録画ファイル(1個で4.2M !)をコピーし、Mediatombで公開するように設定しました。今度はファイルが見えます!が、、、「指定のファイルは再生できませんでした。」
    これは/etc/mediatomb/config.xmlの弄り方が間違ってるんでしょうね。。。わたしの。

    Mediatombのログは発見して一応確認してみましたが、エラーがでているようなことは書いてありませんでした。

    >若干勘違いされて~
    この機能は番組名だとかを録画ファイルのファイル名などに反映してくれるものだと理解してます。(まちがってたりして?

    • やはり、”mediatomb連携”で何らかの問題?が発生しているのかもしれないですね。

      REGZAに表示される「指定のファイルは再生できませんでした」のメッセージは
      仰る通り、config.xmlの設定に問題があると思います。

      過去のコメントで、
      REGZA19RE1とmediatombを使って、PT2のtsファイルと連動されている方から
      設定したmap情報をいただいています。参考になさってください。

  5. 重ねてご助力感謝です。

    今回はコピーした録画ファイルのREGZAリンクによる再生に成功しました。

    mediatomb/config.xmlの設定は昨日のままの下に

    を追加です。

    昨日と違ったことはワンセグなどをスプリットしてないFull_TSのファイルをコピペしてみたところです。
    EPGrecはtssplitter_liteというのを利用していらないワンセグとか分離できるモード我作ってあります(これも雑誌の丸写しですが)。
    で通常は録画容量節約のためにコッチのモードを使ってまして。。。昨日はコッチのファイルをコピペしてテストしてました。
    両者の違いは拡張子(というかファイル名の文末)が .tsか _tss.ts かになっているかです。
    全部.tsにリネームすれば再生できそうです(昨日再生失敗したファイルの_tssの部分を消したら再生成功しました。)が、_tss.tsのままでどうにかできないか頑張ってますが、、、知識がたりません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

数字を入力してください。(CAPTCHA) * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.